稲葉本家は、糀屋を代々生業とし享保20年には幕府の公金預かり所となり近隣諸藩の金融を独占する豪商となったそうです。本宅は明治18年から5年間、当時のお金で5000円以上、人夫約18000人がをかけ建てられました。平成13年に14代目当主より提供いただき、保存修復して平成15年4月に町内外の人々の交流場として開館しました。 |
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建物には派手さはありませんが、太い梁など、豪壮で落ち着きのある造りになっています。
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館長さんに話を伺うと更にいろんな発見がありました。
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※同じ客間でもこんな違いが・・・ |
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これは大名など位が高い人の客間の柱です。
木目の細かい部分だけを使っています。 |
こちらは仕えの人や家来が使う客間です。同じ材質の柱ですがずいぶん木目が粗いのがわかります。天井も同じように粗い木目の板になっています。部屋の造りはほとんど一緒のようなのですが。 |
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※柱にある”釘隠し”いろいろ |
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この日は中庭で地元久美浜の写真展がありました。他にも、土蔵や宝蔵を使った展示室があります。また、陶芸やお香を作る教室もあります。
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離れの吟松舎では、一服できます。オススメはやっぱり『ぼたもち』でしょうか。ちょうどよい甘さでおいしかったです。丹後の玉露とセットで400円。お持ち帰りもあります。昼過ぎには品切れになることも。 |
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豪商・稲葉本家
京都府熊野郡久美浜町3102
電話 0772-82-2356
休刊日 毎水曜日
開館時間 午前 9時〜午後 4時30分
入館料 無料
きぬやから車で15分。KTR久美浜駅より500m。 |
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